
サンズデコールに応募した経緯、選んだ理由は何ですか?
学校の先輩に紹介して頂いた、テレビドラマ系の装飾のアルバイトをしていた時に、高津装飾の方が勧めてくれたのがきっかけです。ジャンルも映画やドラマ、PV、CMなど幅広く、手掛けていたセットがすごく自分の好きな感じだったのでサンズに応募を決めました。

今までで一番やりがいを感じた作品と、その理由を教えて下さい。
映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」
初めて親方として担当した作品でした。
音楽フェスなど初めてにしては思いのほか規模が大きく、装飾部の人数も時にはかなり多かったので段取りなどが大変でした。毎日プレッシャーでしたがメインセットがとても好評を頂けたので、やって良かったなと思える作品でした。

今までで一番苦労した作品と、その理由を教えて下さい。
同じく「カノジョは嘘を愛しすぎてる」
CDのジャケットの印刷をすることがあり、どうしても求められる色が出せず、妥協してもらう形となってしまいました。結果、特殊な印刷が必要だったので予算的、時間的にも無理だった事が分かったんですが。最初から解っていれば違う対応が出来たかなと。知識不足で苦労しました。

ターニングポイントになった作品と、その理由を教えて下さい。
映画「宇宙兄弟」
装飾部のチーフとして参加した作品でした。それまでの映画はどちらかというと体力的にも精神的にも辛い事の方が多かったですが、この作品では映画の楽しい部分を味わえたように思います。自分も年数を重ねて余裕が出てきた面もあると思いますが、チームの雰囲気は大事だなと実感しました。

CMの装飾の親方をする時に大切にしていることと、CMのやりがいを教えて下さい。
美術デザイナーの意図を良く汲み取ること、準備期間が短いので効率よく進めること、あとはできるだけ良いものを揃えるように心掛けています。1.2年目でも小規模な案件を任されることがあるので、早いうちに予算の交渉含めて一本の作品を担当できるのはCMならではと思います。デザイナーの方にその後続けて声を掛けてもらえたりするとやりがいを感じます。

映画の装飾の親方をする時に大切にしていることと、映画のやりがいを教えて下さい。
お客さんが大きなスクリーンで観るので、入れたい物は入れつつ悪目立ちするものが無いように、自然にそこにあるように気を配っています。飾ったものを俳優部が上手くお芝居に取り入れてくれたり、予定に無かったカットで飾りを映してもらえたりするときは嬉しいです。

この仕事を続けていく上でのモチベーションは何ですか?
自分の手がけた装飾が、キャストやカメラを通じてストーリーの一部になっていくのが面白いところです。作品中は大変でもチームで頑張って完成したときの達成感が、次も良いものを作ろうと思える原動力かもしれません。

どんな人がこの仕事に向いていますか?
好奇心旺盛な人、ものを作るのが好きな人、人と関わるのが好きな人

応募を検討している⽅にメッセージ
毎回違った、お題を与えられるので退屈はしないと思います!体験しないと分からない事の方が多いので、是非一度来てみてください。