
KFライズに応募した経緯、選んだ理由は何ですか?
絵を描くことが好きだったのと、テレビ(特にドラマ)が好きだったので漠然とそういう仕事がしたいと子供ながらに思っていました。
その時たまたまハマっていた『花より男子』のドラマの舞台裏を映した番組を見て創られた世界であることに驚き、同時に装飾という仕事があるということを知って目指すようになりました。
就職にあたり、ドラマのエンドクレジットの会社を色々調べて、ようやくKFライズに辿り着きました。仕事内容の記載を見て、自分のやりたいことはこれだ!と思い応募しました。

今までで一番やりがいを感じた作品と、その理由を教えて下さい。
映画『殺さない彼と死なない彼女』
私にとっては初めての装飾親方で、自分にこなせるのか緊張しましたが、監督を始めとしたスタッフの方々に飾りを受け入れて貰えた時はとてもホッとしたのを覚えています。改めて親方としての仕事のやりがいを感じることが出来ました。

今までで一番苦労した作品と、その理由を教えて下さい。
連続テレビドラマ『ナイト・ドクター』
医療作品に携わって初の【救急】をメインとした作品でした。産後初のメイン作品、医療未経験のスタッフも多いというところで、私にとってはとても挑戦的な作品でした。
医療監修の先生とも何回も打ち合わせとリハーサルを繰り返し、特に最終話では凄い台数の医療機材が必要となり、とても苦戦したのを覚えています。

医療担当としても作品に携わっていますが、主な仕事内容などを教えて下さい。
主な仕事内容は、機材~手元で使用する医療物品の手配と現場での医療準備・操作です。
やりがいとしては、仕事をする以上、何かしらの社会に貢献出来たらと思っています。
中々それを体感する機会はないですが、映画館・SNSなどで『観てよかった』『毎週の楽しみになった』と少し誰かの楽しみになれたかな?と感じる瞬間が嬉しいですし、やりがいを感じる瞬間でもあります。
特に医療ものは、『ドラマを見て医者になろうと思った』という方も中にはいらっしゃるので、よりやりがいを感じるジャンルでもあります。

結婚、出産後の働き方の変化について教えて下さい(2019年第一子出産、2023年第二子出産)
出産前は準備〜現場まで時間制限なくこなしていましたが、出産後は基本的に10〜17時の間で仕事をしている事が大きな変化です。
限られた時間の中で自分の仕事をこなすことが求められるので、その点は工夫するようにしています。
仕事内容は作品によりますが、現場よりは作り物・物だし・ロケ準備という現場裏でのサポートの役割が多いです。
医療もの・装飾親方など、メインで動いてる場合には、子供を寝かしつけた後に作業をしたりすることもあります。
子供の風邪等で急に在宅になることもあるので、出来るだけ仕事は進めておくようにしています。
また、現場の皆さんはとても大変なので、ママさんチームがいる事で少しでも仕事が楽になったと感じて貰えるようなポジションになることが目標でもあります。

この会社の良いと思うところを教えて下さい
一般企業のように、タイムカードのような時間制限がないので肩苦しくないですし、好きなことを仕事にしている方が多いので皆楽しんで仕事が出来ていると思います。
作品中大変だと感じても、また次の作品では別の題材を担当することで、気持ち的にもリフレッシュ出来るのでその点も良いところだと思います。
ママさんの為の環境も整えられているので、結婚出産でキャリアが不安という方も務め続ける事が出来ます。

応募を検討している⽅にメッセージ
自分にこの仕事が合っているのか、やっていけるのか不安に思う方も多いかと思います。私もその一人でしたが、今の時代には珍しく専門学校等には進学せず、高校を卒業して何も分からない状態だった私も、何とかここまで続けてくることが出来ました。
この仕事はどれだけ現場での経験を積むか、という事がスキルアップに欠かせないと思いますので、まずは勇気を出して踏み出してみて欲しいなと思います。