岩本眞由
KFライズ所属(2020年〜)
東放学園専門学校/テレビ美術科卒業
先輩方にアドバイスをもらったり、苦しんだ時間が自分を成長させてくれていると信じて、壁と向き合っています
KFライズに応募した経緯、選んだ理由は何ですか?
専門学校の卒業生がKFライズに在籍していると先生に聞いて知ったのがきっかけです。
私自身、小さい頃からドラマが好きだったので、沢山のドラマに関わっているKFライズに応募しました。
今までで一番印象的だった作品と、その理由を教えて下さい。
連続テレビドラマ「ブルーモーメント」
気象災害を題材にしたドラマだったので、気象学、消防、レスキューなど、私の知らない世界の職業ばかりで、調べて本物に近づけることが大変でした。
ですが、新たな知識が増えたり、普段入ることのない場所での撮影もあったりして、とても刺激的な日々でした。
仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
台本を読んで考えた小道具・持道具が、作品の一部として役割を果たしているのをテレビで見た時に、自分の仕事にやりがいを感じやっていて良かったなと思います。
仕事が辛いと感じるのはどんな時ですか?
モノづくりをする上で、イメージしている物が見つからず、形にしたいのに出来ない時は辛いですし、何より悔しいです。
仕事で壁にぶつかった時、どうやって乗り越えましたか?
いつもどうすれば良いのか悩んでばかりの日々ですが、様々な経験をされてきた先輩方にアドバイスをもらったり、苦しんだ時間が自分を成長させてくれていると信じて、壁と向き合っています。
連続ドラマの魅力は何ですか?
基本、撮影をしながら同時にオンエアをされていくことが多いので、リアルタイムで色々な反応を知ることができて面白いですし、刺激になっています。
この会社の良いと思うところを教えて下さい。
様々なジャンルの作品に携われたり、装飾、小道具、持道具と色々な仕事ができるところかなと思います。
今後の目標は?
今までの経験を大切に活かしながら、新しいことにもチャレンジしていきたいです!
どんな人と一緒に働きたいですか?
この仕事は初めてする、初めて知るということが多い仕事だと思います。
それをやってみようと前向きに、一緒に取り組もうとしてくれる方とお仕事ができたら、良い作品作りの一歩になるのかなと思います。
応募を検討している⽅にメッセージ
私は装飾、小道具の仕事を詳しく知っていた訳ではありません。
小さい頃からドラマ、映画が好き、物作りが好きだったので、この仕事、KFライズを選びました。
何かが好き!やってみたい!という気持ちがあれば大丈夫です!
一緒に楽しくお仕事をしてみませんか?
KFライズでお待ちしています!
SCHEDULE
一日のスケジュール
<連続ドラマ小道具・撮影立ち合いの日>
7:00
スタジオ到着
撮影準備。
・アシスタントに、キャストの入り時間より先に控室に移動履きを入れてもらう
・この日撮影するシーンで使用する小道具を現場にセッティング、小道具ベースの机に並べておく。演出部と確認
・割り本(その日撮影するシーンのカット割りが書かれている台本)を確認しておく
8:30
段取り開始30分前
小道具と共にセットにスタンバイしておく。
(この時間には、監督、カメラマン、演出部などで撮影シーンの動きの確認をしている事が多いため立ち会う。)
8:50
段取り開始10分前
アシスタント:スタジオ入り口の持道具(役用の靴、腕時計、眼鏡、アクセサリー等)棚前でスタンバイし、キャストに渡す。
キャストがセットに入ってくるタイミングで、撮影で使用するヘリ用のヘルメット、ヘッドセットなどを持ってセット内で待機する→装着のサポートをする。
9:00
段取り開始
セット内のキャストのお芝居が見える位置で立ち会う。
前日の撮影からの繋がり(置いてある小道具の位置など)がある場合は、段取りからよく見ておく。
9:20
~
12:00
撮影現場立ち合い
本番ごとに小道具の差し替え、持道具の調整など
12:00
昼食休憩(スタジオの食堂)
食後、午後撮影の消え物(食事)シーンの確認と準備を、フードコーディネーターさん、演出部と行う。
12:50
撮影再開10分前
キャストの衣裳替えがある場合は、持道具チェンジの立ち合いをアシスタントにお願いする。
午後のシーンの段取り用に、消え物室からセット内に消え物をセッティング、動きの確認
13:00
午後のシーンの段取り開始
段取りをよく見ておく。
13:20
~
19:00
撮影現場立ち合い
・消え物シーン時は、フードさんや演出部と協力してカットごとに消え物を復旧したり、カメラのセッティング中はラップをかけたりといったケアを行う。
・持道具の腕時計がハッキリ映っていたら、そのシーンの設定時間と合っているかの確認。
・前後のカットとの繋がりがある場合は、持道具(例えば鞄の向きなど)や小道具(置いてある場所など)が合っているかもよく見ておく。
・キャストがカットごとにお芝居の中で触ったり動かした物はよく見て、シーンのどこから撮り直しになっても良い様に、戻せるように注意しておく。
19:00
夕食休憩(スタジオの食堂)
食事の前に、セットから必要のない小道具は撤収する。
夕食後のシーンで必要な小道具(役のノートPCや紙資料など)を用意しておく。
20:00
~
21:00
撮影現場立ち合い
撮影の合間で、終わったシーンの小道具の後片付けや翌日のシーンの準備も行う。
21:00
撮影終了
・セット内から小道具を撤収する→保管場所に戻す。
翌日撮影シーンの小道具を演出部と一緒に最終チェック。
・アシスタント:キャストから持道具の受け取り→保管場所に戻す。
次の日の持道具を持道具棚にセッティングする。
キャストの持道具を受け取り、全て保管場所に戻す
<連続ドラマ小道具・事務所作業日>
9:30
~
12:00
会社もしくはスタジオのデスクで作業。
次の話数の台本に出て来る、消防や警察の特殊な物などについて、身に付ける装具や必要な物をPCや専門書などで調べる。
12:00
昼食(持参したご飯を食べるor皆で外に食べに行く)
13:00
~
19:00
アシスタントと手分けをして準備作業。
・倉庫で道具の物出し…次の話で出演する新規ゲストキャストの持道具(靴、鞄、腕時計、眼鏡等)、エキストラグッズ(会社のファイル、マグカップ、子供の遊び道具等)
・作業①…消防隊員が被るヘルメットに、ドラマ内の設定の名称(〇〇消防庁)でカッティングシールを貼る。
・作業②…前日までの撮影で、使用して泥などで汚れた靴などを洗う。
・監督確認用の小道具製作①…耳の取れかけたウサギのぬいぐるみ
使用する新品のぬいぐるみの耳を取れかけた形に少しずつ切っていったり、全体が自然にボロボロに見える様に汚しをかけたりする。
・監督確認用の小道具製作②…子役のキャストが被る帽子
印象的な雰囲気の物にしたいとリクエストがあったので、パトカーや消防車のワッペンを付けたりする。
~24:00
夕食、録画したドラマやバラエティを観る、洗濯など 。
※撮影スケジュール、準備スケジュールは、作品によって大きく違います。
また、私達の仕事は毎日様々な作業をするため、決まった動きはありません。
こちらに掲載しているスケジュールは、あくまでも一例になります。