
京映アーツに応募した経緯、選んだ理由は何ですか?
学生時代から映画を観る事が好きで、映像関係の仕事を片っ端から探していたところ弊社を見つけました。空間をデザインする装飾という仕事に興味を持ったのと、HPで弊社の作品歴を見て、多くの有名作品に携わっているのを知り、この会社に入れば大きな映画作品に携わる事ができると思いました。インターンを通して、現場で活躍する装飾と小道具の方達を間近で見て、この仕事により興味が湧いたため入社を決めました。

今までで一番印象的だった作品と、その理由を教えて下さい
Netflix連続ドラマ「グラスハート」です。
このドラマのストーリーが音楽を題材としているため、普段触れ合う機会のない楽器を扱うことができ、フェスやライブの撮影もあったので撮影中は常にワクワクしていました。
小道具としてはギターストラップや楽器ケースなど楽器に関わる様々な道具を用意しました。その中でキャラクターに合わせて、楽器のメーカーをセレクトしたり、キャラクターに合わせて使用感を出すために汚しをかけたりなどアイディアを出しながら世界観を作っていったことがとても楽しかったです。
また、熱狂的なバンドファンたちを作った際は、バンドの世界観に合わせてトーンや系統を揃えたりバンド愛が溢れるような持ち道具をセレクトしたりして、こだわりを詰め込むことができたのが良かったです。

仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
作り上げたものや用意したものが、物語の一つの小道具としてスクリーンに映し出されているのを見た時です。小道具は必ず目に入る物であり、観ている方に影響を与える道具なので、その分プレッシャーもありますが、時間をかけて作った物が映像に映しだされているのを見るととても嬉しくやりがいを感じます。

仕事が辛いと感じるのはどんな時ですか?
長時間の撮影が続いたりする時があるので、スケジュールによっては辛いことがもちろんあります。私は朝が苦手な方なので、凄く朝が早い時は起きるのが辛いです…。(アラームを複数回かけています!)冬の撮影も辛いです…。(ホッカイロ必須!)でもそれ以外は楽しくやっています!

仕事で壁にぶつかった時、どうやって乗り越えましたか?
仕事の壁とは言い難いのですが、現場で小道具として急発注が出た時はとても焦ります。小道具ではそのような場面がとても多く訪れると思うので、それに対応できる力が必要だと感じます。
前作品で役者がつけるアクセサリーを現場中に急遽改造しなくてはいけなくなり、小道具チーフと共にアクセサリーの構造を変えて、別仕様のアクセサリーにした事がありました。
このような急発注がいつ起こるか分からないのでドキドキですが、それらを難なく乗り越えるチーフの姿を見て私もこのような小道具チーフになりたいなと思いました。

一本目は装飾助手でしたが、その後は小道具さんとしてキャリアを積んでいます。小道具のどういったところに魅力を感じますか?
現場の最前線で役回りのことを任せられるため、緊張感を持ちつつ最前線で現場に常に立ち会えるところが小道具の魅力です。また、映像内でも小道具がフィーチャーされることが多いので、影響力を持てるところも魅力の一つです。自分たちで自信を持って用意した小道具が作品の中で活躍できるのは、誇らしくとても嬉しいことです!

仕事を始めて成長したこと、身に付いたスキルなどを教えて下さい
相手が求めることに対応するスキルが身に付いてきたかと思います。入社当初は、先輩や他部署が求めてくる事にすぐ対応出来ず、対応しても自分が考えた事とは違い空回りしたことが沢山ありました。考えていくうちに、相手が必要としていことを考えることができ、求められることに対応できる力が少しずつ身についたかと思います。

この会社の良いと思うところを教えて下さい
年齢層が幅広く、様々なキャリアを持った方と交流ができます。皆さん様々なジャンルの作品に携わり多くの経験を積んでいる方ばかりなので、分からない事や不安な事があっても周りの人に聞いて解決できる事が多いのは、会社の良いところだと感じます。

今後の目標は?
小道具のチーフとして、色々な作品に携わり経験を積みたいです。今携わっている作品を含めて、映画の小道具をするのが2回目になるのですが、小道具として多くの映画作品に携わり、出来ることや知識を増やしていくことが今後の目標です。

どんな人と一緒に働きたいですか?
素直な方、毎日を楽しめるパワフルさがある方と働きたいです!学びを吸収できるパワーがあればどんなことも一緒に乗り越えられると思います!

応募を検討している⽅にメッセージ
大学で学んできたこととは全く違うジャンルでの環境下なので、初めてのことばかりで不安な日々もありました。ですが、学生時代に学んだ事や大学で過ごした日常が、小道具を作る上でとても役立つこともあります。また、自分の特技や好きな事を活かせたりすることができる魅力がある仕事だと思います。作品で出会った人や物との思い出は一生物です。少しでも興味がある方は、是非私たちと楽しく働きましょう!